第一回バンダイナムコキャラゲー諮問会議
バンダイナムコゲームス
佐々木夕介氏

代表作:
『NARUTO-ナルト-
ナルティメットストーム』

シリーズ

サイバーコネクトツー
松山洋氏

代表作:
『NARUTO-ナルト-
ナルティメットストーム』

シリーズ

バンダイナムコゲームス
中島光司氏

代表作:
『ワンピース
アンリミテッドクルーズ』

シリーズ

バンダイナムコゲームス
富澤祐介氏

代表作:
『ゴッドイーター』
シリーズ

バンダイナムコゲームス
馬場英雄氏

代表作:
『テイルズ オブ』
シリーズ

――『Jレジェンド列伝』の収録タイトルでは、当時遊んでいましたか?

松山洋(以下:松山):全部クリアしましたよ。だからねえ…そういう意味でも許せないんですよ!!

――そ、それは…どういう……?

松山:まず、セーブできないんすよ!!一気にクリアしないとダメなの!!何回もゲームオーバーになって。しかも当時はネットなんかないから、攻略情報は攻略本…って、攻略本さえない時代もありましたからね!

中島光司(以下:中島):『Jレジェンド列伝』ではバッチリセーブできます。

松山:…マジで!?それ、いいじゃん!!(笑)。

佐々木夕介(以下:佐々木):当時はみんな小中学生だったでしょ。当然ソフトは高くて高くて…。で、子どもなりに必死に吟味して期待の一本を買うんです。だから、買ったからにはたとえどんな内容でも必死で楽しみましたよね。攻略本片手に。

松山:しかも理不尽なんですよね~!普通にやってたらヒントもないし。だからすげえ苦しんだわ~。

中島:ちなみに、『Jレジェンド列伝』にはヒント機能もつけましたよ。

松山:…マジで!?それ、すげえいいじゃん!!(笑)

――なるほど…。当時のプレイヤーが感じた理不尽や辛さを踏まえての機能が、『Jレジェンド列伝』には搭載されているんですね。

中島:そうですね。ちょ~っとだけやさしくなってる…とでも言いましょうか(笑)。

――少し過去のお話しが出ましたけれど、当時の作品が今のご自分のお仕事に与えた影響があるとすれば、それはどのあたりでしょうか?

佐々木:僕はDSソフト『ゲームセンターCX』も製作したんですけど、そのきっかけがまさに「レトロゲーム」にあるんですよね。だから当時遊んだソフトそのものが、影響と言って良いかもしれない。

松山:オレは「今の子どもたちには、当時のオレのような思いをさせたくない!」っていう、そういう気持ちをいかしたいですね。

馬場英雄(以下:馬場):当時のゲームには隠し要素が多くて、でもそれも「発見」として楽しむ。そして発見を「裏技」として楽しむような感覚がありました。今はなかなかそういう風にはいかないだろうけれど、当時の「発見」の感覚そのものを今のプレイヤーにも楽しんでほしと思いながら、RPGを作っていますね。

富澤祐介(以下:富澤):…僕は当時FCを持ってなくて、SFC時代に入って格闘ゲームが大流行してから入手して、やっと友だちの家とか自分の家とかでいっしょに遊ぶ楽しさを知ったような気がするんですよね。だからその……。

松山:なんか、無理やり『ゴッドイーター』に繋げようとしてね?

富澤:え!?…いやまあ…そうですね(笑)。

松山:そうなのかよ!(笑)

――なるほど。もう少し「当時のゲーム事情」について、語って頂けますか?

馬場:さっき松山さんと佐々木さんが話していたけど、当時はインターネットもないから、とにかくゲームに関する情報源が極端に少なかったですよね。ソフト1本買うのに、ものすごく慎重になりました。口コミを頼りに厳選して買ってましたね。

佐々木:ようやくソフトを手に入れて、でもそれが微妙な出来だった時の悔しさと言ったらなかったなあ…。そうそう、まだ入社する前、あまりの悔しさに「コノヤロー!」って電話しようかと思ったことがありまして(笑)。入社した後で、そのゲームのプロデューサーが先輩だったと分かった時には、戦慄が走りましたよ(笑)。

一同:爆笑。

松山:誰でもいろいろと思い出がありますよね。WJの巻末コメントで、自分のマンガが原作になったソフトで遊んだ作家さんが絶賛してるのを見て、「これはオモシロいに違いない!!」と思って買ったり。実際にプレイしてみて、あまりの理不尽さに血の涙を流したり…(笑)。でもまあ、いろいろ言って来ましたけど…なんだかんだで不思議な達成感がありましたね当時のゲームは。

馬場:そうですね。当時と今とでは、「ゲーム」そのもののとらえ方も違ってると思うんです。『Jレジェンド列伝』はそんなところも楽しんでもらえたらいいですよね!

中島:…冨澤さん、全然しゃべってないですけど、最後に聞いていいですか。

富沢:あ、はいはい。

中島:総合的に見て、この『Jレジェンド列伝』…売れますかね?

富澤:それは…わかんないですね!(笑)。